景気回復が鈍化しているはずなのに株価が急伸している。日経平均株価は11月に入って900円近く上昇し、18日には約5カ月ぶりに1万円台を回復した。一部の業種では企業業績も急ピッチで向上し続けている。不況でも急成長の業種・企業の秘密を探った。
一言で言えば今の景気は「踊り場」。9月、景気の現状を示す景気動向指数が前月より悪化した。これは1年7カ月ぶりのことだ。鉱工業生産指数も5月をピークに4カ月連続でマイナスが続く。2008年9月のリーマン・ショック後から戦後最悪の景気後退を経てどん底に落ち込み、V字回復を目指した日本経済。ここにきてブレーキがかかったのである。
○○○○○○○研究所の○○○○主席エコノミストによれば、「(鉱工業生産指数は)10月はさらに悪化しそうだ」という。
「9月までは、エコカー補助金の打ち切りとたばこ税引き上げを前にした駆け込み需要があったほか、猛暑をしのぐため飲料やエアコンなどがよく売れました。10月以後は、この反動減と円高が重なって内需も外需も下向いています」
信用調査会社の○○○○社がまとめた景気動向調査によると、9月に比べ10月の落ち込みが最も大きかった業種は「自動車・同部品小売」だった。
そんな中にも、今後も堅調に推移しそうな業種が少なくない。製造業では工作機械が底堅いという。
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毎日新聞社
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