短期開発の要請が常態化し,それにこたえる形で開発技術は「スピード重視」の進化を続けている。実装工程ではコード量の削減を目指し,さらに設計モデルをコードに自動変換する動きもある。
企業情報システムでは,最新技術の投入はリスクとなり得るが,成熟度を見極めていち早く導入し,開発/保守を効率化することも開発者の大切な使命である。今後の開発技術を展望し,その進化がシステム構築の現場をどう変えるのか探った。(○○ ○○=XXXX@nikkeibp.co.jp)
上流工程に目を向けると,「モデル・ベース開発」の動向が気になる。分析/設計工程ではUMLなどの「モデル図」の利用が浸透してきた。これを受けて,モデル図を基にツールでプログラムを自動生成するいくつかの開発技術が注目されつつある。まだ発展途上だが,完成すれば大幅なスピードアップが見込める。
こうした流れを汲み,これから開発技術はどう進化し,システム構築の現場はどう変わるのか――。要注目の6テーマを詳しく見ていこう。
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