食糧庁の調べによると、一九九六年産の裸麦の全国作付面積は前年産と比べて約四百ヘクタール増え、約四千百ヘクタールとなった。品種では「イチバンボシ」の作付けが約三千三百六十ヘクタールと、全体の八三%を占めた。
「イチバンボシ」は早生で多収・高精麦性の品種で、四国と九州で作付けされている。九四年産から急速に増え、昨年産も前年比二一%増となった。
長崎で作付けされる「御島■bcea」が約二百ヘクタール(前年比六%増)。これは豊凶の差が比較的少なく、安定した品種。このあとに「ヒノデハダカ」百七十ヘクタール(同五二%減)、「キカイハダカ」百五十ヘクタール(同一六%増)、「ユウナギハダカ」五十ヘクタール(同三七%減)と続く。
※このサンプルは検索結果のイメージです。